【平成19年 優秀作品】 



普段は教室内や入り口に飾られる優秀作品をここに展示します。


 




金賞  白石小4年  山根 佑太  『平地』



作品寸票 ; 端正で均整のとれた良い出来の作品。「平」のバランスに対して「地」のつちへんのバランスを気をつけましょう。また地の最後の払いの筆法を筆の荒れが出ないようにしましょう。







金賞 大殿小2年 馬越夕椰 『ネギ』



作品寸評 ; 起筆、終筆、転折の筆法がよく修得できています。二文字の中心を真直ぐにそろえましょう。







一般 清水睦子 かな作品「新古今集 藤原定家 和歌 - こまとめて〜」




作品寸評 ; 端正な出来のかな作品。かな独特の筆法の修練が進んでいます。文字の並び、筆使いの一貫性(気脈を通じさせる)事をもっと注意しましょう。







一般 山本恵子 草書作品「憲法 国会 代表」




作品寸評 ; 行書が終わり草書の学習に入ったばかりの作品ですが、用筆法は巧くいっています。「国」の結体(漢字の均整)に気をつけましょう。




以下にあるのは月1回行われる創作の授業での作品です。

これは「ペン」という漢字を、「六書」、「結体上の哲学的考証」を踏まえて 創造する課題でした。皆さんとても面白い漢字を創造しました。本来的には「書家」とは書体の創作者であり、そこには非常に深い哲学が含まれます。つまり漢字の成立ちと同じプロセスを自ら踏む事で書の本質をとらえる事と、芸術的な創作に繋げていく事、などと目的があります。

そしてもっと大事な事に、生きた文化とは常に創作され、刷新されるべきものだという認識に還って欲しいからです。

書家もまた本来的には創造者であるべきです。







大殿小6年 川端 翠 造文字「ペン」




作品寸評 ; これは六書に於ける会意を使ってあります。字 書 黒 などを合体してあります。面白いですね。







山口県立大学 塩見まゆ 造文字「ペン」




作品寸評 ; 一般の方は更に、書体を楷書、行書、草書、かなで創造しました。これは象形と会意に成立っています。「字」のうかんむりと、右手5本指がペンを持っている象形です。いかにもこんな字が本当にありそうなところがとても面白いです。ぜひ日常で密かに使用しましょう。とてもお洒落です。







一般 椿 恵理 造文字「ペン」




作品寸評 ; これは象形に抽象概念を入れているところが面白いです。四角い紙にペンを両手で走らせている中に、それは己の心を書いている、という意です。かなはゑになんだか似ていますね。これも日常で密かに使用しましょう(笑)。このかなの読みは「ペ」でしょうか?







一般 針間 文彦  創作作品「美」




作品寸評 ; 「美」は犠牲の牝羊の象形ですが、それを踏まえて美をどう描くのか?という課題でした。ぼかした線質はその存在の「儚さ」の表現でしょうか‥。







白石小5年 菅 菜央 創作作品「中原中也 詩 サーカス」




作品寸評 ;これは中也の代表作、サーカスを皆で読解し、その詩情をどう表現するか、という課題でした。あえて横描きにしてうねる様に羅列し、余白を多くとっているところが面白いです。こうした授業では必ずその作品の創作上の考証を、各自皆に発表、プレゼンして貰っていますが、この作品は「戦争のむなしさ」がテーマである、という事でした。 なかなか深いですね。




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※ 半紙のよれが映りましたが、筆の風合いの触感を残す為、処理を加えていません。落款(名前)部分はカットしてあります。原品は教室入り口にて展示しています。







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